VISION

認証を空気化し、
滑らかな世界をつくる

Principle

大切にする想い

データはユーザーに帰属する

テクノロジーの力を過信せず、テクノロジーの力を信じる

「正義」とは何かを問い続ける

データはユーザーに帰属する

インターネット登場後20数年の間、ネットは人々にとって、概ね非常にポジティブに働き、なくてはならないツールとなりました。その一方、一部の企業を中心に、インターネットサービスの利用は、利用者当人もコントロールできないところで、利用者自身の特性や行動をビジネスに利用される世界を生み出した、という負の側面も存在します。

私たちは、このような歴史を反面教師とし、「個人に属する全ての情報は、本人の意思の元で管理・活用されるべき」という姿勢を支持します。

私たちLiquidは、「データのユーザー帰属」を重視し、ユーザーの便益を無視したデータの利活用に断固反対します。

テクノロジーの力を過信せず、テクノロジーの力を信じる

私たちLiquidは、コンピュータービジョン、AIやIoTといったテクノロジーを組み合わせて、社会を変革しようとしています。その現場にいるからこそ、例えば画像認識でできること、未だ簡単にできないこと、も見えてきます。

よくある例として、「自動運転車の事故責任所在はどこにあるのか」問題があります。運転者なのか、開発元メーカーなのか、またその状況に遭遇した第三の当事者なのか。我々が提供するサービスの多くは、原則として我々がAIなどの活用により、自動化を促進するものであるものの、少なくとも現時点においてはその判定結果を機械そのものに委ねず、例外的な結果も含めた正確性担保に我々自身が主体的に携わり、「AI時代の実業屋」として、机上の空論となる結果提示だけに甘んじず、社会実装の個々のシーンで「機械を過信せずに」事業運営を行う体制・プロセスを構築しています。

一方、よりマクロ、中長期の目線では、「テクノロジーの発展は人類社会をよりよくする」と信じ、技術の研鑚とその社会実装のチャレンジこそが世界を幸せにすると考え、「テクノロジーやサービスドリブンで」「楽天的に」よりよい社会の実現を目指します。

「正義」とは何かを問い続ける

私たちが提供するサービス群は、「結果的に正当性や権利を確認する」もしくは「不正な可能性を検知する」ことで、様々なシーンを安全、便利にし、社会を円滑に回すための基盤となります。テクノロジーの発展に従い、これらの仕組みは歴史的にも少しずつ自動化、アクションレス化してきました。例えば認証で言えば、合言葉や古代の印章といったものから、インターネットのID/PW、スマホによる所持認証、生体認証、といったように。

社会全体をスムーズに安全に回していくならば、マイナンバーや生体の情報などで個々人を常時監視し、かつ認証し続けることで、利便性と安全性の担保はかなりできるようになっていきますし、これを実際にどんどん押し進めている国もあるでしょう。そのような世界観を便利で安心できる、と感じる人もいるでしょうし、プライバシー侵害や監視側の横暴/暴走によるリスクなどを恐れ、ディストピアのように感じる人もいるでしょう。

私たちが提供するサービスや価値の行く先には、それらが高度に機械化されていく中で、個人の尊厳と自由、一方で個人の利便性や社会全体の安全性との対立の中で、バランスを模索する活動が非常に重要になってくると考えています。

だからこそ、テクノロジーそのもの以上に、哲学的な姿勢が重要だと考えます。

私たちLiquidは、「謙虚な姿勢」「一面的ではなく多面的な見方」「利己でなく、利他の姿勢」をもって、その時々の社会における、唯一解でない「正義」のあり様に向き合い、認証という重要な社会インフラがどうあるべきかを問い続け、模索し続けていきます。

Style

行動指針

Addicted

・会社のビジョンの実現に繋がる、自分の仕事に夢中になれる​
・夢中になれていない場合、それを放置せず原因を追究し、自ら「夢中」を取り戻す姿勢を持つ

Judgement

・曖昧な状況で課題を深堀りし、本質を捉え、最善と思われる決断を下すことができる​
・曖昧な状況は前提として、いたずらに時間を浪費せず、一方で表層的で拙速な判断をしない​

Open Mind

・全てはビジョンの実現のために誠実にチャレンジし続ける​
・否定されることを恐れず、仲間を信頼してオープンに議論できる。社長や組織でなく、プロダクトを使うお客様に真っ先に向き合える。技術の革新に正直に向き合える

High Skill

・大きい裁量と重要な決断とその実行を委ねていくに足るだけのスキルを個々人が有する必要がある

First Impact

・世界の誰よりも早く、最初のサービスの失敗者もしくは実現者になる。インパクトの大きい社会課題解決に果敢に挑む。そのために、身近な日常業務の中でも、その中でよりインパクトの大きな工夫を行い、新たな仕組みや方法の創出に挑戦し続ける